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知立まつり 世界が認めた山車文楽とからくり

 ゴールデンウィーク、皆さまいかがお過ごしでしょうか。今日は、この時期に開催される知立神社の伝統的なお祭りをご紹介します。

 知立神社の祭礼である「知立まつり」は、初夏を飾る一大風物詩で、1年おきに本祭りと間(あい)祭りが5月2日・3日に行われます。

 知立まつりの歴史は古く、山車の巡行や奉納は江戸時代から続いています。知立神社が戦国時代に戦火で焼け落ち、江戸時代に復興。それを機に東海道の宿場町として地域が栄え、経済的に豊かになった人々が協力して山車の奉納を始めたようです。その当時、刈谷藩市原神社の祭礼と隔年ごとに行うという取り決めをしたそうです。

 本祭りは、5つの町から高さ7m、重さ5tの5台の山車が繰り出され、神舞(かんまい)と呼ばれる囃子にあわせ、家々の軒を圧するように巡行するさまは壮麗そのもの。

 山車の台上で奉納上演される人形浄瑠璃芝居の「山車文楽」と「からくり」は、ともに江戸時代から伝承されている情趣豊かな郷土芸能の粋です。なお、文楽を山車の舞台で浄瑠璃を上演するのは知立だけなんだそうです。ともにユネスコ無形文化遺産、国指定重要無形民俗文化財に指定されています。

 現在は、西町の山車がからくり、山町・中新町・本町・宝町の山車が文楽を上演。知立のまちの歴史や発展とともに形を変え、郷土芸能として受け継がれてきました。

この祭りの特色である「山車文楽」と「からくり」は祭りの見どころ。祭りを仕切る惣代、囃子を務める囃子連、浄瑠璃を演じる人形連、山車を担ぎ引き回す梶棒連などが祭りを支えます。地域の子どもたちは幼いころから祭りに関わり、愛着を持ち、また後継者を育てる側へと巡っていきます。

地域の人たちに支えられ、知立独自の祭りを伝承していく「知立まつり」。残念ながら、今年(2022年)は知立神社が本祭りでしたが、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、山車巡行・奉納は中止、神事のみ斎行となっています。各町山車蔵にて、山車の展示が行われるそうです。また、知立文化会館(パティオ池鯉鮒)には、山車文楽・からくり展示が常設されています。

今年は残念ですが、来年は間祭り。山車文楽とからくりは見られませんが、色とりどりの造花で飾られた「花車(はなぐるま)」と呼ばれる華やかな山車が町内を巡ります。花車2台が並んで回転する「すれ違い」には、見物客から大きな歓声が上がり盛り上がります!2019年は天皇陛下の即位を記念し、東海道五三次沿いの松並木への引きそろえがありました。このように、普段は引き揃えない松並木まで山車を運行されたこともあります。

地域が熱気に包まれる2日間。知立独自の祭り文化に触れる機会です。今後も知立の人々に支えられ、受け継がれていく祭りが盛大に開催されることを祈ります。

 【参考】
知立神社ホームページ
知立市観光協会公式サイト
知立市ホームページ「知立まつり

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