こんにちは。営業３家　柴田です。
コラムをご覧いただきありがとうございます。
弊社は知立市を中心に不動産に関するサポートを行っている「住まいる大家族　野村開発株式会社」です。

「アスベスト」。皆様一度は聞いたことのある言葉だと思います。石綿（いしわた・せきめん）とも呼ばれ、天然の鉱石が繊維状に変形したものを指します。
石綿は織物として織る事ができ、引張強度が極めて大きく、燃えないで高温に耐え、柔軟でかつ摩耗に耐え、酸、アルカリなどの薬品にも強く、腐らないで変化しにくく、熱、電気を通しにくく、表面積が大きく他の物質との密着性に優れる、といったようにとても多くの優れた性質を持っています。
それでいて価格が安いという事もあり、様々な分野でたくさん使用されました。
しかし、石綿繊維はとても小さくその大きさは0.02～0.08μｍで、コロナウイルスの大きさが0.1μｍで1ｍｍの１万分の1ですから驚くほど小さく、目には絶対に見えません。

人が吸い込んでしまうと、気管支を通り、肺に入り肺胞の一番先端まで到達してしまうため、粘膜や繊毛運動で体外に出す事ができず、肺がんや呼吸器系の病気になってしまう事が問題になり、1975年から規制が始まり、2012年３月１日に完全に使用を禁止されました。

建築材料にもその優れた特性と安価であるため、たくさん使用されていたのですが、そのころ作られた建物が古くなり今解体、改修、リフォームする時期に来ています。

作る時よりも壊す方がたくさん石綿が飛散しますから、工事に従事する方が石綿を吸い込んだり、大気中に石綿が飛散するおそれがあります。

そのようなことを防止するための法律が令和４年４月１日から施行されました。

本格的に始まるのは令和５年10月からですが退去後の修繕やリフォームなども該当してきます。

クロスやクッションフロア―石膏ボードなど様々な建材に含有している可能性があり、建材の製造年やメーカーが特定できない場合は、分析機関に検体を送り調査が必要になります。

含有していた場合は定められた厳重な方法で工事を進めなくてはいけません。
コストと時間が現状より余分にかかるので、スムーズに次の入居者の募集ができるのか、今からとても心配しています。

労働安全衛生面や大気汚染防止面でも、皆さまに関わる可能性もあります。
業務上、弊社でアパート等建物の解体やリフォームで深く関わってくると思われます。
特にアパート等のオーナー様に有益な情報をお伝えできるよう、私もまだまだ勉強している段階です。
次回は、法改正のうちで主に弊社に関連する部分について、詳細を説明したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

野村開発株式会社　営業３家　柴田賢司
TEL 0566-81-1736

【参考】環境省ホームページ　大気環境・自動車対策　リンク集
https://www.env.go.jp/air/asbestos/index_link.html

住まいるコラム「アスベストに関する法改正がありました　その②」

https://81-1736.com/column/c2698-20230307140815/

＃石綿繊維＃アスベスト＃建築物又は工作物の解体等工事＃石綿飛散防止対策＃作業基準の遵守＃石綿事前調査結果の報告義務化＃大気汚染防止法＃知立市＃野村開発＃住まいる大家族

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