こんにちは。住まいる大家族　代表の野村です。
コラムをご覧いただきありがとうございます。
弊社は知立市を中心に不動産に関するサポートを行っている「住まいる大家族　野村開発株式会社」です。

　今回は、３月に石川県能登半島を商工会青年部で訪問したお話をご紹介させていただこうと思います。　

震災から２か月が経ち、これまでに商工会で募金活動させていただいたお金（約１４万円）と物資を積んで、石川県商工会連合会青年部会長の上杉さんと副会長の吉村さんに直接お渡ししてきました。（写真１）

吉村さんの地元である石川県内灘町に同行してもらって現状を見させていただきました。

内灘町は震度７を記録し、地名の通り湾に面した場所です。

砂地の土地柄のため、道路や建物が隆起・陥没がひどい地域でした。

電柱が１ｍ以上下がってしまっていたり、斜めに傾いている通りを目の当たりにし、こんな状態で生活できるのかと衝撃を受けました。（写真２，３）

住宅も傾いてしまったり、土地が変形やズレが起きてしまっていて、地震の力の激しさを物語っていました。（写真４、５）

実際の地震があった時のことや、どのように対応していたかのお話を会長、副会長にもお聞きしました。（写真６）

2007年にもマグニチュード6.9の地震が発生している能登半島は、前回との違いも感じていました。

前回は電話がぜんぜんつながらず、安否確認も取れない状況で、活動もほとんどできない状態でした。

しかし、今回はスマホのツールなどが広がったため、安否確認がしやすくなったことで、その後の救助活動や支援活動への着手がしやすくなったとのことでした。

内灘町は中州のようになっている地域があり、内地とつながる２つの大きな橋の道路が大きく陥没してしまい、外にも出れず、支援も入れずで大変だったとのことでした。

2か月経った今でも穴の開いたままの道もあるようで、優先的に対応するところしか着手できていないとのことでした。

電気やガスはすぐに使えるようになったそうですが、水が来ないため、トイレとお風呂に困っていて、無償で使える近くの銭湯はすごい人だそうです。

被災直後でも、エリアによって大きな違いがあったそうです。

内灘町は隆起・陥没がひどく、危険な状況のためコンビニも閉店してしまったそうですが、それ以外の地域では、地震後数時間でコンビニに行列ができていたそうです。

支援物資の搬入も県で一括して集約する話がでてからは、個別の物資が来なくなり、県には物があるが、申請してもなかなか届かず、独自で動いているそうでした。

現地の方にお話を聞いた中で重要だと感じたのが
１． 状況確認（町内レベルで状況が違っているので、必要なことが違う）
２． 情報の交通整理の仕方（情報の集約と分配ができるように小さなグループでのトップダウンが必要）
３． 100点でなくてもどんどん動いて回していくこと

　現地の青年部の力強い話が聞けたので、悲観的にはならなくても大丈夫だと感じましたが、上記の３つは、事前に準備してあるとスピードを上げてたくさんのことを実施できると感じました。

野村開発株式会社　代表取締役　野村智之

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