こんにちは。　システム担当の矢野です。
コラムをご覧いただきありがとうございます。
弊社は知立市を中心に不動産に関するサポートを行っている「住まいる大家族　野村開発株式会社」です。

独立行政法人　情報処理推進機構（IPA）から「情報セキュリティ10大脅威2023」（URL：https://www.ipa.go.jp/security/10threats/10threats2023.html）が公開されています。

IPAは経済産業省のIT政策実施機関であり、“頼れるIT社会”の実現を目指して取り組まれているそうです。

IPAでは毎年、前年に発生した社会的に影響が大きかったと考えられる情報セキュリティにおける事案から脅威候補を選出、順位付けしています。

「個人」と「組織」という異なる立場で、それぞれの脅威を順位付けし、立場ごとに「情報セキュリティ10大脅威」を公開しています。

今回の第6位に「不正アプリによるスマートフォン利用者への被害」が選ばれています。

現代社会において、スマートフォンは私たちの生活に欠かせない存在となりました。

通話やメッセージ、ソーシャルメディア、仕事の管理など、さまざまな活動がスマートフォンを通じて行われています。

しかし、この便利なデバイスもまた、不正アプリによる被害の対象となっています。

今回は、不正アプリがスマートフォン利用者にもたらす潜在的なリスクについて記述します。

まず、不正アプリとは何でしょうか？

不正アプリとは、正規のアプリストア（例：App StoreやGoogle Play Store）からダウンロードされず、信頼性の低い場所からインストールされるアプリのことです。

これらのアプリは、スパイウェア、ウイルス、または個人情報を盗むための仕掛けを含んでいる場合があり、スマートフォンの利用者に多くのリスクをもたらします。

一般のスマートフォン利用者が不正アプリによる被害に遭う可能性は高まっています。

なぜなら、不正アプリは公式アプリと見分けがつきにくいため、注意深い目を持っていないと、インストールしてしまうことがあるからです。

不正アプリに感染した場合、どのような被害が考えられるのでしょうか？

まず、個人情報が漏洩する可能性があります。

これには、クレジットカード情報、個人の連絡先情報、または重要なパスワードが含まれることがあります。

不正アプリはこれらの情報を盗み、悪意のある第三者に送信する可能性があるため、個人のプライバシーに対するリスクが高まります。

さらに、不正アプリはスマートフォンの性能を低下させることがあります。

バッテリーの消耗が早くなったり、デバイスが遅くなったりすることがあり、利用者に不便を強いる可能性があります。

不正アプリから身を守るために、以下のいくつかの対策を考えることが必要です。

まず、信頼性のあるアプリストアからのみアプリをダウンロードすることが大切です。

また、アプリの評価やレビューを確認し、信頼性の高いものを選ぶよう心がけましょう。

さらに、不審なアプリの要求に対して慎重に対処し、個人情報を提供しないようにしましょう。

不正アプリによる被害は、私たちがスマートフォンを活用する際に潜在的なリスクとなります。

しかし、正しい知識を持ち、注意をはらうことで、これらのリスクを最小限に抑えることができます。

セキュリティに対する意識を高め、注意深く行動することが大切です。

野村開発株式会社　システム家　矢野陽一

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